東日本大震災を忘れないデザイン
『継ぐ -tsugu-』


東日本大震災の事を忘れないだけでなく、目を背けたくならないような希望を感じさせるデザインにしました。

優しく向き合える雰囲気を醸し出すデザイン。そして後世にも語り継いでいけるようなデザイン。
震災と向き合い受け止め継いでいけるような名前。日本語の響きの美しさにも想いを乗せて、恒久的に継いでいけたらと思います。

【デザインに込めた思い】
・真ん中の女性は妊婦さんです。髪の毛の色は海の色、そして黒い津波の色も表現してます。普段は綺麗な青い海も、時と場合によっては色を変えます。
そして、奇跡の一本松をイメージしました。新しい命を宿し未来につながる揺るぎない思いで立ってます。
・左の女の子は一本松に寄り添い支え合ってます。一本松が倒れないようにと。頭に乗っているのは黄色いケーキ。イエローケーキです。ウランの別名です。ウランは原子力発電所の燃料となってます。ウランは広島に投下された原子爆弾の燃料と同じです。ウラン(イエローケーキ)は、そこにあるだけでは意味をなさない。在り方を投げかけるメッセージ。
・涙模様の服は、様々な色の涙色をプリントしてます。涙にも色んな印象があります。悲しみの涙、歓喜の涙など、この日の涙には様々なストーリーが存在するはずです。
・女の子の握り拳。
右手を強く握ってます。何かに耐えるのか、辛抱しているのか、強く生き抜いていく意思表示なのか、強い決意をイメージしました。
・右の男の子は一本松に寄り添う深緑を表現してます。ズボンは力強い雑草の緑。そしてTシャツに描かれた虹色の模様は、空にかかる虹とブルーインパルスの飛行機雲をイメージした世界観。
・男の子の差し出す左手の先に見えるものは…
男の子は何かを掴もうとしてます。ですが、掴めなかった。または手を離してしまった。その先にある雫達…
男の子の表情からも、幼くも感じている自然の猛威と抗うことのできない人の無力さと切なさを表現しました。