top of page

LUNA SEAのギタリスト&ヴァイオリニストSUGIZOさんの衣装を担当させていただきました。

5月29日 LUNA SEA結成29年目の節目となる日本武道館公演の衣装。

497043_本番r.jpg

Photo by Susumu MIYAWAKI

Photo by Keiko Tanabe

衣装の名前は『ガイア』

Costume Theme is  "GAIA"

LUNA SEAの最新アルバム「LUV」の楽曲『BLACK & BLUE』の世界観にのせて表現しました

表は地球プリントを。地球は究極の平和の象徴です。俯瞰して捉える美しい地球は国家間での紛争が全く無いように感じます。


裏には佐藤慧氏によるシリア難民の子供達の笑顔がモノクロで表現しております。


SUGIZOさんが実際にヨルダンのシリア難民キャンプを訪れ向き合った子供達。そこには純真無垢な笑顔が存在してます。

フォトジャーナリスト 佐藤慧氏

地球をイメージしたボタン

表側の裾には4枚のシリアの惨劇を映し出した写真が。撮影者は戦場カメラマンの鈴木雄介氏。
①マシンガンを抱えた男性。
②廃墟に佇む人。
③銃痕だらけでまるで星空のような壁。
④悲痛な表情で訴えかける人々

戦場カメラマン 鈴木雄介氏

背中のファスナーをあければ、大人の心を見透かす純真無垢な子供の眼差しが。

ファスナーをあける事で表現したのは、見ようとしないと見る事のできない真実。

フォトジャーナリスト 佐藤慧氏

イメージデザイン画

SUGIZOさん衣装デザイン前1.jpg
SUGIZO衣装デザイン後ろ1.jpg

地球上の現実

表は
地球上の目に見えて映し出されている現実を表現
シリアの現実の「絶望」を

一見美しくも青い地球
動きがでると裾が広がり紛争の「絶望」が
顔を出す

しかし真実は
「希望」に満ち溢れてもいる
裏側にはシリアのもう一つの現実の「希望」を

たわいもない笑顔は世界中変わる事のない共通の
「希望」
しかし表に映し出される事はない

見えないが、見えるべきなのは
「希望」に満ち溢れた人々の姿

背中のファスナーをあければ
大人の心を見透かす純真無垢な子供の眼差し

ファスナーで開ける事で表現したのは
見ようとしないと見る事のできない真実

あとがき

テンボの取り込みの一つとして、貧困、難民、戦争、平和に向けたファッションを発信しております。
SUGIZOさんはそれらと長年向き合っている方で、意気投合しました。

今回SUGIZOさんはテンボの賛美歌の洋服を見てくださっていて、「地球」「ヒエラルキー」のドレスに興味を抱いてくださいました。

そこで誕生したのが地球平和と難民問題提起したメッセージが込められたロングメンズジャケット。

メディア掲載
bottom of page